日日是好日 (にちにちこれこうにち)

こんにちは。

【おおばけんじの随想「日日是好日」】は、私が思ったことや、施術や日常のできごとなどを書き綴っていくブログです。

読んで頂いて、面白いと思ってもらえたら良いのですが、
みなさんのご趣味によると思っていますので、
お好きな記事をお好きな時に楽しんでくださいね。

では、最初の記事は、なぜ、ブログの名前を「日日是好日」としたのか?です。

読み方は、

「にちにちこれこうにち」
「にちにちこれこうじつ」
「ひびこれこうじつ」

など、いろいろで、
書き方も、「日々是好日」とも書いたりするようです。

ぼくが初めてこの言葉を気に留めたのは、
1-2年くらい前に観た、日本映画のタイトルでした。

黒木華さん主演、樹木希林さんが出演しています。
妻と、樹木希林さんの作品をいろいろ探している時に見つけて、なんか面白そうなタイトルだ、そう思って観た映画でした。
説明によると、森下典子さんのエッセイ「日日是好日(ひびこれこうじつ)『お茶』が教えてくれた15のしあわせ」が元のお話だそうです。

僕はお茶はしていませんが、場面によっては、自分の経験に照らし合わせてしまうようなところもあったりして、
じんわり心に沁みる感じもあって、良い映画でした。

映画も良いのですが、この言葉の文字や音の響きの雰囲気が気に入っていました。

「日日是好日」

なんというか、この様子が良いんですよね。

昔の中国、唐の時代、禅宗の雲門宗を開いた、雲門 文偃(うんもん ぶんえん )(864年-949年) という方の言葉とされ、
『雲門広録』と『碧巌録』に収められているそうです。

意味は、お察しの通り、

「毎日毎日が素晴らしい」
「日日これ好日。良いことも悪いことも、取り巻く現実を徹底して見据えた上で、ここに今、実際に生きて在ることの感謝を知る。そうすれば毎日が好日である。」

https://ja.wikipedia.org/wiki/日日是好日 , https://ja.wikipedia.org/wiki/雲門文偃

とのことで、詳しくは、

今日はよい日

日々是好日〈にちにちこれこうじつ〉     (雲門広録〈うんもんこうろく〉)

雲門垂語云。十五日已前不問汝、十五日已後道将一句来。自代云。日々是好日。

<訳>
雲門禅師は、弟子たちに「これまでの十五日のことは問わないが、これからの十五日をどのようにするか一言で述べてみよ。」と問う。
しかし弟子達が誰も答えなかったため、自らが「日々是好日」と答えた。

今日はよい日だ。しかし、とてもよい日とは言えない日があるのが人生だろう。
晴れがよいか。雨がよいのか。曇りがよいのか。自分の都合や損得ではなく、その日をそのままに受け入れること。
絶望するような日であっても、善い悪いではなく、その日を精一杯生きることが、日々是好日というのではないだろうか。

掛け替えのない今日を大切に生きよう。

曹洞宗  圓通閣  澤龍山  少林寺 https://www.shorinzenji.com/住職の話/今日はよい日/

と、解釈されています。
(私が調べる中でこちらのご住職さんの訳と解釈が良かったので引用させてもらいました。)

私が思うに、禅では、考え解釈をしながら巡らせていくものなのかもしれませんが、
そういうややこしいことは抜きにして、
心が洗われるような、なんとも良い言葉だなぁと思っています。

つらいことっていくらでもあるように思いますが、それでも毎日が良い日だと思えて感じられたら、なんと素晴らしいことだろうかと思います。

そんな思いを持ってこのブログを発信していきたいと思っています。

読んでくださった方に、ひとときであったとしても、心が喜ぶ良い時間が訪れますように。

ありがとうございます。

大場健二



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