鍼灸施術・料金
始原東洋医学に基づく鍼灸施術
概要
日頃の負担や身体の問題で、何かしらの苦痛がある状況では、自然治癒が障害されていることがあります。
その状況を鍼灸施術で打開し、自然治癒力が最高の状態で発揮され、回復へ向かう状態を目指します。
これは、筋肉や関節に限ったことではなく、身体の具合が悪くなっている体調不良・病気・怪我など、ほとんどの問題に対して有効です。
1度の施術でだいぶ改善することもありますが、
何度か、もしくは、長期的に施術をする中で、病状も症状も良くなってくるなど、
お一人お一人の状況により異なりますが、
自然治癒の過程で、良くなりにくかったものが、良くなっていってくれる、
という効果が大元にあります。
具合に応じて、必要な頻度と期間でご通院頂いたり、
ご自身でできることをご提案ご相談しながら、
より回復しやすい状況に向かうようにしていきます。
施術内容
自然治癒への障害があるときに身体が出す異常な信号 ( 気滞 ) を解消するため、
反応点に、鍼と灸を用いて、適刺激をすることが主な施術内容です。
状態によっては、姿勢の調整を行なうこともあります。
身体の反応に従って施術を行います。
言葉の説明
- 気滞 :
生体にとって異常な情報があり、自然治癒が働いていて、かつ自然治癒するのに障害がある場合に、印知感覚で認識される。- 反応点 :
ごく微小の刺激で症状に大きな影響を与え、気滞を解消するための治療点。印知感覚で認識される。
+点 ( お灸など強刺激が効果的な点、灸点 ) と −点 ( お灸など強刺激で悪化する点、適刺激のみが効果的な点、禁灸点 ) がある。
+点と−点が、必ず対で出現する。- 適刺激 :
・+点への適刺激は、赤( マジックペンで赤の印をつける、など)、銅( 銅の鍉鍼 : 皮膚に当てるだけの鍼、銅の粒 )、お灸、磁石のN極、N極に磁化した鍼を刺す、ダイオードのアノード側を当てる、温める、など。
・−点への適刺激は、黒・青( マジックペンで黒・青の印をつける、など)、亜鉛・アルミ(亜鉛・アルミの鍉鍼 : 皮膚に当てるだけの鍼、亜鉛・アルミの粒)、灸頭鍼 ( 刺した鍼の頭でお灸を燃やす )、磁石のS極、S極に磁化した鍼を刺す、ダイオードのカソード側を当てる、冷やす、など。- 姿勢の調整 :
身体の歪みが気滞の理由になっている場合、鍼灸よりも姿勢や構造を調整した方が効果的な場合に、関節や筋肉などを動かす。- 印知 :
始原東洋医学において反応点、経絡、気滞をとらえるための唯一の感覚。
総ての生物にある、五感とは異質の感覚。
現代人は殆どこの感覚を忘れ去っていて、その存在さえも認識していないが、訓練によって再び獲得できる。
目的・効果
気滞の解消 : 自然治癒への障害を解消し、
自然治癒力が最高の状態で発揮されるようにする
身体の機能の正常化
病状の回復
症状の緩和
健康維持
所用時間
最長 2時間
- 初回 : おおよそ2時間ほど
- 2回目以降 : 1〜2時間ほど
施術料金
初回 : 5,000円
2回目以降 : 5,000円
( 14日以内のご予約は 4,500円 )
身体と治療の方向性についての私の考え
身体は、内臓であろうと骨や筋肉や関節であろうと、具合の悪いところを治すために姿勢も含め、
全身のあらゆるところを使って治そうとしています。
内臓を含め、辛いところがあると姿勢が変わるのはそのせいです。
ただし、それだけでは弊害がでることもあるので、反応点を出して、身体が、外に手助けを求めているのです。
その手助けをできるのが始原東洋医学に基づく鍼灸施術です。
「身体が」と強調しているのは、頭が考えていることが、必ずしも身体にとって正解とは言えない場合があるからです。
身体の反応をありのままに認識する印知感覚を用いて、身体の訴えに正直に手助けをすることが、
身体の治そうとする意思である自然治癒の働きを最高の状態に引き出す手段の一つといえます。
現代医学の多くは、薬や手術など外から身体の機能を強化ないし変化させようとすることがほとんどで、
最終的には自然治癒に頼っています。
始原東洋医学では、生き物に本来備わっている自然治癒が最高の状態で発揮されるようにすることが目的です。
自然治癒は、普段、病気にさせないように調整しているる働きで、具合が悪くなったらようしようとしてくれる働きです。
現代医学ではかばかしくない場合は、始原東洋医学を併用することによって治療効果をあげることが期待できます。
また、自然治癒だけで間に合わない場合は、現代医学を併用した方が良い場合があります。
具合の良くないことがあるが病院にかかるほどの状態ではないと考えられる状況でも、もちろん効果は期待できます。
整体やカイロプラクティックでも内臓を含めた全身の問題解決を目的にしている方法もありますが、
通常の整体との大きな違いは、
医学的に理想とする身体の状況を目指すのか、
身体が具合の悪いところを治すためにとろうとしている姿勢をめざすのか、
です。
あなたの身体は医学的な統計の平均値を元に綺麗な姿勢をつくろうとはしていません。
真っ直ぐにすることが一概に良いとは言えないのです。
身体が求めている姿勢が得られると、動きやすくなったり、すっと立てたりして、
真っ直ぐでなくても機能的で良い姿勢に見えるものです。
今ある姿勢は、あなたの身体が、具合を良くするため・具合を悪くしないようにするため、
良い状況をつくろうとするための結果でもあり途中経過でもある姿です。
すべての治療の根本にあるのは、あなたの身体の自然治癒力なのです。
これらが何とか具合を良くしたいとお考えのあなたに、一度受けて頂きたいと想っている理由の一端です。
大場 健二